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2019年3月8日

グリーンブック


グリーンブックを見てきました。

先日発表された第91回アカデミー賞で作品賞含む三冠に輝いた作品。

平日の23時半に終わる回でしたが、結構人が埋まっていて、注目度の高さが覗えました。

1960年代アメリカ南部の人種差別を描いた内容。とはいえ重すぎることはなく、軽妙に話が転がります。

本国アメリカでは評価も高いなか「白人目線の黒人映画」だという声があり、今回大きな賞を受賞したことでより批判が巻き上がりセンシティブな論争に発展しているそうですが、肌の色が単一な島国で育った身としては、そういったレイシズムを抜きに、単純に心のあたたまる映画として楽しめました。

他人事のようで無責任な意見かもしれませんが、渦中に身を置いた経験のない第三者は外側から見聞きするしかなく、しかしながら歴史を学び事実を理解することは絶対に必要なことだと考えます。こういったコメディ要素も含んだ上品なエンタメ作品から、日本の片田舎のたとえば中学生なんかが、過去の(今現在もあるのかもしれませんし、きっとあるのでしょう)南部黒人差別の事実の片鱗でも学ぶことが出来、そこが知識の入り口になるのならば非常に意義のある話だよなぁと感じました。

とにもかくにも、私自身にとっては、登場人物の魅力とそこから紡がれる物語の小粋さが心に残る作品になりました。そして同時に、派手ではなくむしろ地味とも言えるルックの作品がテーマ性をもって2019年のオスカーを獲ったことに、やはり今の時代の意図のようなもの(ネガティブな意味ではなく)も感じることとなりました。

メリーに首ったけの監督がアカデミー作品賞だなんて偉くなったなあ、なんて軽く評価できる世の中が一番楽しいですね。御託抜きにとても質のいい作品でした。私は見て良かったです。