伏見ビル
ぶらり船場近代建築探訪シリーズ。
- 全景
- 玄関
- もう一つの入り口
- 玄関(夜)
- 全景(夜)
伏見ビル
大阪市中央区伏見町2-2-3
竣工:1923年
設計:長田岩次郎
施工:不明
構造:RC造3階(一部4階)
少彦名神社の一筋北側の通りにあり、以前お伝えした青山ビルのお隣。
登録有形文化財が二棟並ぶ珍しい通りです。
辰野片岡事務所出身の長田岩次郎が設計を手がけました。
通りに面した角には丸みがあり、適度な装飾が施されている様子は控えめで可愛らしい印象。
船場にはデコラティブなレトロビルが多いですが、そのなかでも別の、落ち着いた意味での異彩を放っていると言えます。現代の街並みに溶け込んだ、少々地味ながらも渋い趣のあるビルです。