技術者に資格は必要??
こんにちは。転職設計事務所の佐藤でございます。
先日、日経アーキテクチュア他複数の媒体より、
日本建築士連合会が実施した「施工系人材の建築士取得に関する意識調査」
についての報道がありました。
かいつまんで内容をお伝えすると、
設計者だけでなく施工者自身も含めて、
9割以上が「取得することが望ましい」と回答した、というもの。
確かに、私たちがおつきあいさせていただいているゼネコンさんにも、
一定以上の役職昇進に一級建築士取得を必須とされているところがいくつもあります。
一方で、建築士資格の取得には、
時間もお金も必要で、かなりの覚悟が必要です。
だからでしょうが、
建築士の独占業務に携わらない技術者の皆さん
(たとえば施工管理に携わられている方)からは、
費用対効果が悪い、との声もよく聞かれます。
私たちが転職支援の現場でいつも感じているのは、
資格の有無と技術者としてのレベルの高低に、
相関関係はあまり感じられない、ということです。
確かに、求人企業様からは、「一級建築士必須」などと、
オーダーされることもよくあります。
もちろん、独占業務に携わるポジションであれば
資格は必要だと思いますが、そうでないポジションなのにもかかわらず
こだわりを捨てられない企業様が多いのも実情です。
建築士資格をお持ちの方には、
技術者としてさすがだなと感じさせるものをお持ちの方も多くいらっしゃいますが、
それは建築士資格がそうさせているのではなくて、
資格取得の過程で勉強されたことや、
問題意識を持ちながら仕事に取り組まれてきたことの
積み重ねがそうさせているのだと私たちは考えています。
私たちも、転職支援のプロとして、
求人企業様が真に求めておられることを理解し、
求職者様の資格のような表面的な部分よりも本質的な強みを
理解できるように精進したいものです。
資格に自信がなくとも、
やってこられたことに自信をお持ちの方はぜひ当社にご相談ください。
あなたの強みをしっかりと言語化し、求人企業様に責任を持ってお伝えして参ります。