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日本基督教団 浪花教会


大阪船場ぶらり近代建築探訪シリーズ

日本基督教団 浪花教会

大阪市中央区高麗橋2-6-2

設計 : 竹中工務店 (指導:ヴォーリズ建築事務所)

竣工 : 1930年

施工 : 竹中工務店

RC造 地下1F地上3F

淀屋橋駅からほど近く。写真左奥の「オペラ・ドメーヌ高麗橋」と二軒並んでレトロビルが続きます。このあたりには歴史的建造物が点在していますが、こうして二つ並んで現存しているのは大変珍しいことです。(オペラ・ドメーヌについてはまた後日)他に思いつくのは以前にこちらで記した青山ビルと伏見ビル(伏見ビルについても後日(笑))くらいではないでしょうか。

この浪花教会は日本初の自給教会として知られます。

ゴシックな尖塔アーチ窓にステンドグラスが彩られ、通りのガス灯と相俟って、都会の真ん中にも拘わらず一帯を幻想的な雰囲気に変えています。高い塔屋も特徴的。

当時福音伝道のために来日したウィリアム・メレル・ヴォーリズの指導のもと、設計を手掛けたのは竹中工務店の石川純一郎。施工も竹中工務店です。ヴォーリズはこの教会以外にも日本で沢山の建築物を手掛け、西洋型建築の発展に寄与しました。有名なところでは関西学院大学の校舎や神戸旧居留地38番館など。近江兄弟社を設立しメンソレータムを普及したことでもお馴染みですよね。

前述の石川純一郎が手掛けた代表建築であった大阪朝日ビルも、浪花教会と動燃に建てられたいわば同輩のような建物でしたが、大阪・中之島プロジェクトの再開発に伴い2013年に解体されています。

老朽化に伴い失くなってしまっている近代ビルが多いなか、このレトロで美しい並びの建物をいつまで見られるかの保証はありません。是非お近くを通られた折には立ち寄って見られてはいかがでしょうか。