梅田スカイビルの話。
大阪に住んでいるとその凄さがなかなか実感できないのですが、大阪梅田の西側に梅田スカイビルという建物があります。
2008年にイギリスの有名誌THE TIMESが発表した「世界の建造物トップ20」に選出されたことがきっかけで、世界に知られることとなり、毎日本当に多くの外国人観光客が訪れています。
http://www.skybldg.co.jp/skybldg/index.html ☚ドローンからの映像がとっても格好いいので是非
件のトップ20のほかの顔ぶれが、サグラダファミリア・パルテノン神殿・コロッセオ・オペラハウス・タージマハル・アンコールワット…と聞くと、ほっ本当に!?と聞き返したくなるほど関西人にとってはごく自然に、身近にあるビルなのですが(一番多い感想が、「すぐそこに見えているのに行くのが遠い」だと思います)
発注・施工に関わったラインナップを見ると、錚々たる企業によるJVであり、いかに本気でこのビルが建てられたのかが分かります。
デザインを手掛けたのは、のちにJR京都駅ビルや札幌ドームなども手がけた著名な建築家・原広司氏。
「ビルとビルを空中回廊でつなぐ」という発想は、超高層ビルで起きた火災によるパニック映画の名作「タワーリング・インフェルノ」で、もしあのビルが隣のビルと繋がっていたら逃げ延びられたのに!というユニークな起点からだったそうです。
昨年度の来場者数が150万人で、うち外国人観光客が113万人。75%にものぼります。
すぐ近くにあるのになかなか地元民が展望まで楽しむ余裕がないスカイビル。このあいだも一階の広場でドイツクリスマスマーケットをちらりと覗いたくらいなので、是非時間を作って空中回廊まで上ってみたいです。