神戸市、タワマン禁止条例案から考える建築の影響力
神戸市、三宮にタワマン禁止条例案
「神戸市は、三宮など市中心部のタワーマンションの抑制を狙った
土地利用規制の条例改正案を市議会に提出した。」
と6月25日の日本経済新聞が報じました。
背景は三宮周辺に過度に人口が集中することを避け、
ニュータウン再生に活路を見いだす方針を取ったためと記載されています。
私の知人にも都市開発に関わる方がいるのですが、特定地域に急速に
タワーマンションが増加し、子育て世帯が増えると近隣の小中学校の教室数が
足りなくなり、急遽校舎を増築するなどの対応を行うと話を聞いたことがあります。
「建てる」=「生活を作る」
日々建築に触れる方にとっては、当たり前のことかと思いますが、
私はこの記事を読んで「建物が建つ」ということの影響力を感じました。
今回の記事にも、三宮・元町・神戸・新神戸界隈の住宅建設を抑制し、
住宅ではなくオフィスや商業施設などを誘致する方針を取り、
郊外の拠点駅(西神中央駅や名谷駅、垂水駅など)の再整備費として
9億4300万円を計上し、多極型のコンパクトシティーを形成する狙いとありました。
条例は2020年7月の施行を目指すとのことでしたので、
今後の神戸がどのような街になるか楽しみにしたいと思います。
おまけ
リクナビNEXT 「グッドエージェント ランキング 総合12位」
紹介求人案件満足度はTOP4!
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/11883/
業界問わず建築技術者皆様のご転職支援を行っておりますので、
お気軽にお問合せ下さいませ。