転職の心構え

SPECIAL 01 建築・設備業界の転職の心構え! 失敗したくない人の転職事前準備2つ

「建築・設備業界で転職を考えているけど、どういう心構えで行えばよいかわからない」
「建築・設備で転職したいけど、失敗しないためにはどうすればいいのだろう」

建築・設備業界での転職を考えている方で、このように悩んでいる人も多いでしょう。
今回は、建築・設備業界での転職の心構えとして、失敗しないための事前準備を2つ解説していきます。

【POINT】
・建築・設備の転職準備① 転職理由を明確にする
・建築・設備の転職準備② 自己分析をする

建築・設備の転職準備① 自身の転職理由を明確に掴もう

3分ほどで読めるよう、わかりやすくまとめています。
転職活動を始める前に読めば、失敗するのを防げるような内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

建築・設備業界で働いていて、「なぜいま転職を考えているのか」を明確に掴むことが大切です。
自身の転職理由について、まずは明確にしていきましょう。

・転職理由を明確にすべき理由
・転職理由を明確にする方法
・建築・設備業界で多い転職理由

転職理由を明確にすべき理由

転職理由を明確にするべき理由は2つあります。
1つ目は、転職先を選ぶ軸になるから。
転職サイトや転職エージェントに登録すると、様々な求人を目にするでしょう。
どの求人も良い部分もあれば、そうでない部分もあるため、目移りしているうちに最初の転職理由と矛盾した転職先を選んでしまうのは、よくある失敗パターンです。
転職理由を明確にし「転職の軸」を作っておくことで、多くの求人を見たときに、迷うこと無く取捨選択ができるようになるのです。

2つ目は、面接で聞かれるからです。
転職面接では、必ずと行っていいほど「転職理由」を聞かれることになります。
そのため、この時点で転職理由を明確にしておくことで、面接時に答えられなくなるのを防ぐことができるでしょう。

転職理由を明確にする方法2つ

ここでは転職理由を明確にする2つの方法をご紹介します。

紙に書き出す

転職理由をくっきりさせるためには、「なぜ自分が転職したいのか?」「いまの会社で不満に感じていること」などを、思いつくままに紙に書き出してみましょう。 書き出したものを再度見直して、本当に重要だと感じるものを1つ~3つくらいピックアップし、それを転職理由にします。
書き出すときのポイントとしては、深く考えすぎずに「思いつくまま」に書くようにしましょう。

他の人の転職理由を参考にする

転職理由を考えても、あまりピンとこないという方は、他人の転職理由を参考にして考えてみるのも手です。 次章に建築・設備業界で多い転職理由について、解説していますので、参考にしてみてください。

建築・設備業界で多い転職理由

建築・設備業界で最も多い転職理由は、「ほかにやりたい仕事がある」で13.2%を占めています。
続いて2位にくるのが、「残業が多い/休日が少ない」といったワークライフバランスを理由とした転職理由が11.0%。
3位には「給与に不満がある」という条件面をあげる人も9.5%いました。

他にも、スキルアップ系(専門知識・技術を習得したい、市場価値を上げたい)が合わせて7.8%ほど存在し「もっと多用途の建築・設備物に関わりたくなった」というのも転職を考えるきっかけになっているといえるでしょう。

※出典:doda「転職理由ランキング2020年度<職種別>(■建築・設備・土木・土木系技術職)

建築・設備の転職準備② 自己分析は必ずしよう

建築・設備業界に限らないのですが、転職するときに必ずと言っていいほど重要と言われるのが、「自己分析」です。
ここでは、転職の事前準備で必要な自己分析について解説していきます。

・なぜ自己分析が重要なのか ・自己分析のやり方2つ

なぜ自己分析が重要なのか

転職活動を始める前に自己分析をすることで、「価値観、人生で実現したいことなどを明確化」し、より納得できる転職先を見つけやすくなります。
前章の転職理由を明確にするのも、自己分析の1つといえますが、より幅広く人生レベルで考えるのがここでの自己分析です。

自己分析が重要な理由は、この他にも「自分の強みや実績の棚卸し」をすることで、面接や応募書類での自己PRにできることもあります。
逆に「弱み・やりたくないこと」を明確にすれば、転職先で成果が出せなかったり、嫌な思いをしながら働いたりすることも防げるでしょう。
このような理由から、転職活動を始める前の自己分析はとても重要といえるです。

自己分析のやり方2つ

ここでは転職するときに重要な自己分析のやり方について、解説していきます。

「can」「will」「must」を考える

自己分析をするときは、「can」「will」「must」の3つの円を考えてみましょう。
この3つの円の重なる部分が、適職である可能性が高いからです。

それぞれ詳しくみていきましょう。

「can」とは、できること。
過去に働いた会社や職種、資格などを書き出して、仕事で上げた実績や成果、成功例や失敗例、そこから得たスキルなどをまとめ、「自分には何ができるのか」を見える化します。

「will」は、やりたいこと。
今までの職歴の入社理由、退社理由、楽しかった仕事や、やりたくないと感じた仕事などを書き出します。職歴で思いつかない場合は、学生時代や部活、趣味などについて同じく考えるのも良いでしょう。

「must」は、やるべきこと。社会から求められていることとも言えます。
建築・設備業界の今後がどうなっていくのか、スキルや仕事内容は何が求められているのかなどを、リサーチしていく作業です。転職サイトの応募要件や、建築・設備業界のコラムを読んだり、業界地図などに目を通したりするのも、mustを考えるうえで有効でしょう。

適性診断テストをやってみる

自己分析の1つの参考として、適性診断テストをやってみるのも良いでしょう。
「転職 適性診断テスト」などと検索すると、無料でできるサイトがたくさんでてきます。
注意点としては、あくまで参考にとどめておくこと。

どの適性診断も、完全にあなたを理解し、正確に分析することはできません。
あくまで参考とし、自分を知るきっかけとして利用するのが良いでしょう。

転職理由や自己分析は「転職エージェント」を利用するのも手

転職理由を明確に掴んだり、正確な自己分析をするためには、自分だけでは難しいケースもあります。

客観的な意見をもらったり、他人との対話をしたりすることで、新たな発見を得られることも少なくありません。 そのようなときに活用できるのが、転職エージェントです。

友人や先輩などに相談するのも気づきを得るのには効果的ですが、建築・設備業界をよく知っている弊社のような建築・設備業界特化型の転職エージェントの利用はより有効です。
プロの目線からの意見や対話を通して、正確な自己分析や、自身の転職理由を明確に掴むことができます。

まとめ

今回は、建築・設備業界で転職する上での心構えと失敗しないための事前準備について、解説してきました。
転職理由の明確化も自己分析も、転職に失敗しないためにはとても重要なステップです。

また自分だけで考えるよりも、「転職設計事務所」にご相談いただくことで、より正確性を高めることができます。
ぜひ実行に移して、ご納得のいく転職を実現させましょう。