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ダイレクトスカウトとエージェント経由、どちらが良い!?

2026.09.25

ダイレクトスカウトについて

こんにちは。転職設計事務所の浜野です。

この10年で、企業から直接アプローチを受けるダイレクトスカウトが急速に普及しました。

10数名規模のベンチャーや地場企業から、日本を代表する大手企業まで、多くの企業が積極的に活用しています。

特に私たちが日々ご支援している建築技術者の領域は、慢性的な人材不足が続いていることもあり、他業界以上にダイレクトスカウトが活発な業界かもしれません。

一方で、企業側も多くのライバル企業と人材獲得競争を繰り広げており、とりあえずスカウトを送っているものの、思うような成果が出ていないという企業も少なくないように感じます。

では、転職を考える技術者にとって、ダイレクトスカウトとエージェント経由はどちらが良いのでしょうか。

今回は、それぞれの特徴についてお話したいと思います。

ダイレクトスカウトのメリット

ダイレクトスカウト最大の魅力は、企業側が会いたいと思った候補者に直接声を掛けている点です。

一般応募では知ることのできないポジションや、新規事業・重要プロジェクトに関する情報を得られることもあります。また、応募前のカジュアル面談を通じて、企業の雰囲気や担当者の考え方を知ることができるため、まずは話だけ聞いてみたい、という方にとっては非常に有効な手段です。

ただし、一口にダイレクトスカウトと言っても、その送り手によって内容や質は大きく異なります。

ケース① 人事担当者がスカウトする場合

最も一般的なパターンです。

採用要件や組織体制、制度面について詳しく説明してもらえる一方で、建築技術に関する専門的な話は深く踏み込めないケースもあります。例えば設備設計やBIM、CM、FM、ESGなど専門性の高い領域になると、実際の業務内容や求められるスキルが十分に伝わらないこともありますし、実際に会社としてターゲットとしている方にお送りできていない可能性もあり、いざ書類選考となると見送りとなるケースもございます。

まれに技術者上がりの人事を配置している企業もあり、そういうケースは上記のような乖離が起きることは少ないです。

ケース② 技術責任者や現場責任者がスカウトする場合

個人的には最も価値の高いスカウトの一つだと思います。

実際に一緒に働く可能性が高い上司や部門責任者から直接話を聞けるため、業務内容や組織課題、求める人物像をより具体的に理解できます。また、技術者同士の会話になるため、なぜこのポジションを採用したいのか、配属予定組織の課題、今後どんな領域を強化したいのか、といった面接でもなかなか聞けない話が聞けるケースも少なくありません。

ケース③ 採用代行会社がスカウトする場合

近年増えているのが、企業に代わって採用代行会社がスカウトを送るケースです。

もちろん質の高い代行会社もありますが、中には大量配信を前提とした「数打てば当たる」型の運用も存在します。

そのため、なぜ自分に声が掛かったのか、どのような経験を評価しているのか、が見えづらい場合があります。

また、企業の実態や組織課題まで十分に把握していないケースもあり、面談を進めてみると当初の説明と印象が異なることもあります。 なぜ、自分に届いたのか違和感を感じられたら上記のケースの可能性が考えられます。

エージェントを活用するメリット

一方で、エージェントにはダイレクトスカウトにはない価値があります。

私たちが日々感じるのは、転職成功のポイントは必ずしも、どの企業に入るかだけではないということです。

むしろ、なぜ転職するのか、どのようなキャリアを築きたいのか、何を実現したいのか、を整理することの方が重要だったりします。

大切なのは、技術的なスキルや経験の棚卸しにとどまらず、その方が今後のキャリアで何を求めているか、を深く理解することです。

年収を上げたいのか、働き方を変えたいのか、技術を極めていきたいのか、事業の上流に関わりたいのか。家族の事情でエリアに制約があるのか。10年後にどんなキャリアを描いているのか。こういった志向性、叶えたいこと、キャリアビジョンを丁寧に掘り起こした上で、初めてこの方にはこの企業が合うという提案をおこなっています。

また、企業側からは見えない業界動向や組織課題、過去の入社事例なども踏まえた客観的なアドバイスが可能です。企業は自社のことには詳しいですが、他社との違い、業界の動向などはエージェントほど網羅的な情報を持っていないケースも少なくありません。さらに、選考が進むとなった際のスケジュール調整や希望の年収の伝え方やタイミングなど任せることができます。 企業と求職者の間に立って情報を整理し、意思決定をトータル的に支援できることがエージェントの価値だと考えています。

結局どちらが良いのか

ダイレクトスカウトかエージェントかという二択で考える必要はないと思っています。

良い企業との出会いは、どちらのルートからでも生まれる可能性があります。

大切なのは、それぞれの特徴を理解し、自分にとって有益な情報を集めながら判断することです。

また最近では、ダイレクトスカウトをきっかけに企業と接点を持ち、カジュアル面談で相互理解を深めた後、本選考からはエージェント経由で進めることを認めている企業もあります。

もちろん、すべての企業がそのような対応をしているわけではありません。その対応方針にも企業の採用姿勢や候補者に対する向き合い方が表れていたり、懐の深さを図れることができます。

本当に優秀な人材を採用したいと考えている企業は、応募経路にこだわるのではなく、候補者が納得感を持って意思決定できる環境を整えようとする傾向があります。

ダイレクトスカウトで企業の話を聞き、エージェントから客観的な情報やアドバイスも得ながら判断する。

どちらが良い・悪いではなく、使い方と目的次第です。ただ、私たちは、自分では気づいていなかった選択肢に出会えた、転職の相談をして良かった、と言っていただける関係をこれからも大切にしていきたいと思います。

当コラムにご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にご相談ください。転職のご相談はもちろん、建築・設備積算、BIM、DX、GXなど、技術に関するお問い合わせもいつでも歓迎しております!

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