コラム 建築技術者が書く、リアルなお仕事コラム。

『転職エージェント、使い方次第でここまで変わる!』

2026.02.13

転職エージェントを頼ろう

建築業界で10年、20年、30年とキャリアを積んできたみなさん。 毎日現場や打合せに追われながらも、ふと「このままでいいのかな」と思う瞬間、ありませんか?ただ、一人で転職活動を始めようとしても、情報が少なかったり、どの会社が自分に合うのか分からなかったり、、、。多忙な中、実際に応募しても内定が出るのかなど、、、。

そこで頼りになるのが「転職エージェント」。 でも、「営業っぽくて苦手」「本当に自分の希望を分かってくれるの?」と感じて、なかなか活用しきれていない方も少なくありません。

今日は、建築技術者がエージェントをうまく使って転職に成功した例を交えながら、上手に使うコツをお伝えしたいと思います。

エージェントには“本音”を伝えよう

これ、意外と大事なポイントです。

希望ばかり伝えると「選択肢が減りそう」「悪く聞こえるかも…」「ワガママだと思われたら嫌だし…」と遠慮してしまう方も多いんですが、実は【エージェントに本音を伝えた方が、結果的にうまくいきます。】

もちろん、「年収」「勤務地」「働き方」「ポジション」「残業時間」…などと全ての希望を叶えることは難しいです。

そのうえで「絶対に外せない希望条件」や「優先順位」などある程度の軸がある方がエージェントも動きやすいんです。

たとえば、「家族との時間の為にワークライフバランスを改善したい」「年収よりもストレスの少ない環境を優先したい」など。
どんな理由でも構いません。むしろ、そうした“本当の希望”が見えないと、エージェントは求人を選びにくいんです。

さらに言えば、エージェントは企業にも「この方はこういう働き方を大事にしています」と伝えることがあります。
つまり、あなたが正直に話してくれないと、企業側も面接で何をアピールすれば良いか分からないんです。

遠慮せず、自分の想いを正直に伝えること。
それが、エージェントを“味方”につける一番の近道です。

面接対策は遠慮せずに頼もう

エージェントを使う一番のメリットは、【面接対策をしてくれること】です。
建築業界の面接って、つい「どんな現場をやってきたか」「どの規模の案件を担当したか」みたいな話になりがちですが、”業務への考え方,こだわり”や“チームとの相性”の部分も大きいんですよね。

たとえば、以前サポートした30代の積算技術者の方。
複数社に応募していたのですが、どの面接の前にも「一緒に面接練習してほしい」と必ず相談をくれていました。

最初の頃は、経歴をただ時系列で説明しているだけで、正直“もったいない話し方”でした。
でも模擬面接を重ねるうちに、「自分はどう工夫して数量拾いをしたか」「どう案件をまとめたか」「お客さんに喜ばれたエピソード」など、具体的な話が出てくるようになったんです。

面接は質問に答えるだけでなく、自身のアピールが必要です。

これだけで印象がまるで変わり、話している内容が一気にリアルになって、「この人に任せたい」と思わせる説得力が出るんですよね。
結果的に、その方は第一希望の企業から内定を獲得されました。

エージェントは、企業側の面接担当者が“どこを見ているか”を知っています。
だから、「ここを強調した方がいい」「この話はもっと掘り下げよう」といったアドバイスができる。これは、求人票だけを見て応募するのとはまったく違う強みなんです!

エージェントを“情報源”として使おう

エージェントは、求人票に書かれていない情報を持っていることが多いです。
現場の雰囲気、上司のタイプ、実際の残業時間、離職率…。
誰しもが、入社前と入社後で大きなギャップがあること避けたいと思うように、応募前にそうした“生の情報”を聞けるのは、かなり大きいです。

ある現場監督の方は、求人票には「残業月30時間」と書かれていた会社に興味を持ちましたが、エージェントに聞いたところ「実際は倍くらいありますよ」と正直に教えてもらい応募をやめたそうです。
代わりに紹介された会社は、業務量も適正で、結果的に「転職してよかった」と言っていました。

“市場価値”を知るだけでも意味がある

エージェントから紹介された求人は、全部応募しなくて大丈夫です。
むしろ、紹介される案件を見ながら「自分が今どんな評価を受けているのか」を知ることが大切です。

例えば30代の設備設計の方は、「今より年収を100万円上げたい」と思って転職活動をスタートしました。ところが、複数のオファーを見ていくうちに、「現職の経験だけではすぐには難しい」と分かったそうです。
そこで戦略を変え、「成長できる会社で実績を積み、数年後に年収を上げる」という方向にシフト。結果、教育体制の整った設計事務所に転職し、2年後には本当に年収アップを実現されました。

最後は“人”で決める

エージェントを複数利用することは“アリ”だと思います。
結局のところ、人と人ですので、担当者との相性って本当に大事で、「話をちゃんと聞いてくれる人」や「業界を分かっている人」だと、進め方も全然違います。

最初に登録した大手エージェントでは「とにかく大量の求人を送りつけられて、多忙な中、多数の情報を精査する余裕もなく、疲れた」なんてよく求職者の方から聞きます。

そこで業界特化型のエージェントに切り替えたところ、担当者が丁寧にヒアリングしてくれて、希望に沿った求人を案内され、結果的に希望通りの企業へ転職。
「エージェントは“会社”じゃなくて“担当者”で選ぶべき!」と言っていました。

最後に

建築業界の転職は、求人数も多く“勢い”だけでは進められません。
「経験をどう活かすか」「この先、どんな働き方をしていきたいか」―そこを整理することが、何より大事です。転職エージェントは、その答えを教えてくれる存在ではありませんが、一緒に考えてくれる“パートナー”にはなります。
まだ具体的に転職を決めていなくても、「ちょっと話を聞いてみたい」くらいの感覚で十分。

私たちも、建築業界に特化したキャリア支援をしています。
「今の職場に不満はないけど、この先を考えたい」
「自分の経験が、他でどう評価されるのか知りたい」

あなたのキャリアの可能性を、一緒に広げていきましょう。

ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、転職相談だけでなく、建築積算、設備積算、BIM、DX、GXなど、建築技術に関するご相談やお問い合わせも、いつでも歓迎いたします!

(お問い合わせ先アドレス:tenshokusekkei@estem-ao.co.jp

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