コラム 建築技術者が書く、リアルなお仕事コラム。

面接の心得

2022.01.31

建築・設備・土木業界の転職で心得ておくべき面接のポイント・質問例も紹介

建築・設備・土木業界で転職活動を進めるうえで、「面接ではいったい何を聞かれるのだろう?」「聞かれた時に、どう答えられるのが正解なのか」と悩んでいる人も多いでしょう。

建築・設備・土木業界での面接で最も重要なポイントは、自身の施行(施工管理)の経歴や実績、資格などの実務スキルです。それ以外は、人間関係などのトラブルを起こさないかといった、最低限のマナーが守れていれば、それほど問題はありません。

とはいえ、面接は緊張しますし、不安なものですよね。

そこで今回は、建築・設備・土木・土木業に転職する方に向けて、面接で押さえておくべきこと、質疑応答のポイントなどについて解説していきます。

【POINT】

・建築・設備・土木業界の転職面接で、最低限守るべきマナー
・建築・設備・土木業界の面接の流れと質問例・注意点とは

2分ほどで簡単に読めるようにまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

建築・設備・土木業界の転職面接で守るべき最低限のマナー3選

面接では、技術者としての実務スキルの他に、最低限のマナーやルールを守れるか、を見られています。

前述のように、建築・設備・土木業界での転職面接で、採用不採用に最も大きく影響するのは実務スキルです。ただし、いくら実務スキルがあっても、社会人として最低限のマナーやルールが守れない人は、人間関係や勤怠などのトラブルに発展し、現場の進捗に悪影響を及ぼす可能性も。

採用に近づくためにも、以下の内容はしっかり押さえておくようにしましょう。

・あいさつ
・服装や身だしなみ
・振る舞い

最低限の面接マナー① あいさつ

あいさつは、社会人として最低限のマナーです。入社後、建築・設備・土木の現場で働く時も、周囲の人やお客様に対してのあいさつは、トラブル回避のためには必要不可欠。面接時の始めの「本日はよろしくお願いいたします」や、終わりの「お時間をいただき、ありがとうございました」などのあいさつは、しっかりおこなうようにしましょう。

最低限の面接マナー② 服装・みだしなみ

社会人としてマナーがある人物と認められるためには、服装や身だしなみも重要な要素です。相手に不快感を与えないために、スーツ・ネクタイ着用などの服装、髪型、髭、爪などの身だしなみ、はしっかり整えてから面接に臨みましょう。

最低限の面接マナー③ 振る舞い

採用担当者は、面接での振る舞いで「この人は現場でどう振る舞うのか」を見ています。相手の目を合わさない、ノックをしない、一礼しない、など最低限の振る舞いができないと、建築現場でも周囲の職人とうまく関係が築けずトラブルになるのでは?と思われる可能性も。
事前にシュミレーションして、面接官に失礼の無い振る舞いを心がけましょう。

建築・設備・土木業界の面接の流れと質問例・注意点とは

ここでは、建築・設備・土木業界の面接の流れや質問の例、注意点を解説していきます。

面接官が知りたい2つのこと

面接官が面接を通して知りたいことは、大きく2つあります。

・実際の業務ができるか?
・トラブルを起こさないなど、長く勤務できるか?

1つめの「実際の業務ができるか?」は、過去の経歴や施工実績、資格などの質問の回答でみられてきます。実務スキルがあり。戦力となってくれそう、と思ってもらえれば採用に大きく近づくでしょう。

2つ目の、「トラブルを起こさないなど、長く勤務できるか?」は、過去の退職理由や目標、長所短所、逆質問などの回答で判断されます。スキルがあり、即戦力になったとしても、人間関係でトラブルを起こしたり、無断欠勤や遅刻、早期退職などがあると、現場はスムーズに回りません。面接全体を通したなコミュニケーションの仕方などにも注意し、トラブルを起こさず、長期で勤務できるということをアピールしましょう。

面接の流れ

以下に代表的な面接の流れと、ポイントをまとめておきます。

事前準備として、本番でスムーズに答えられるようイメージしておくようにしましょう。

質問項目質問例ポイント・注意点
自己紹介自己紹介をお願いします。元気にハキハキと。相手の目を見て。
志望動機当社を志望した理由を教えて下さい。
なぜ当社に応募したのですか?
応募先企業の業務内容や特徴と、自分のやりたいことをマッチさせる。
退職理由前職を辞めたのはなぜですか?
いままでの会社の退職理由を教えて下さい。
人間関係やトラブルなどのネガティブ退職理由は、できるだけポジティブな言い方に変換する
経歴・実績前職でどのような経験があるか教えて下さい。
いままでの施工経験のある案件について詳しく教えて下さい。
建物名、規模や総工事費、費用や利益など、具体的な内容を伝える。
働く上で工夫したことなどのエピソードがあると尚良い。
長所短所あなたの長所と短所を教えて下さい。
あなたの強みと弱みはなんですか?
短所は、それを克服するためにおこなっていることを添える。
目標今後、どうなっていきたいですか?
目標やキャリアのビジョンがあれば、教えて下さい。
キャリアアップやステップアップの目標があると良い。
「職人から施工管理職になりたい」「施工管理技士資格の取得」など。
逆質問なにか当社に質問はありますか?
不安な点や聞きたいことがあれば、お願いします。
不安に感じていることは、このタイミングで解消する 。
多くても3つ~4つに留める。
事前に企業サイトなどで、調べられることは調べておく。

注意点・履歴書や職務経歴書に書いたことは誤りなく話せるように

建築・設備・土木・土木の業界で、面接の採否を最も左右するのは、経歴や実績、資格です。
そのため、いままで務めてきた会社や施行経験、持っている資格などの実務に関連する情報は、細かく正確に伝える必要があります。
履歴書・職務経歴書の内容と、実際に面接で話している内容にギャップや差異があると、「なにか嘘をついているのでは?」などと疑われかねません。
履歴書や職務経歴書に書いたことだけでなく、詳しく聞かれた時にしっかりと答えられるように、頭の中を整理しておきましょう。

まとめ

面接が不安な方は、建築・設備・土木技術者専門の紹介会社「建築設計事務所(エステム建築事務所)」へお任せを

今回は、建築・設備・土木業界の転職面接で、心得ておくべき面接のポイントについて解説してきました。

面接前に過去の経歴や実績、資格などをしっかり棚卸しし、整理しておくことで、面接で効果的なアピールができるでしょう。また職人や施工管理職として以前に、社会人として最低限のマナーやルールを守らなければいけないことも心得ておくようにしてください。

面接が苦手な方や、不安な方は、建築・設備・土木技術者専門の転職エージェントである「建築設計事務所(エステム建築事務所)」へお任せください。模擬面接や質疑応答対策など、しっかりとサポートいたします。

希望の企業へ転職できるよう、頑張ってくださいね。

コラムアーカイブ