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「電験三種」という資格について②取得するまでの体験談と勉強方法

2022.04.25

電気設備の保安・監督が行える電気主任技術者として従事するためには、第一種~第三種に区分されている試験での合格が必要なことを前半でお話ししました。

需要が高く資格区分で最も難易度の低い電験三種ですが、一般的な電気資格の中では難易度は高いとされています。後半では、電験三種をこれから受験する方におすすめの勉強方法を筆者の体験談を踏まえてご紹介します。

取得までの年月や勉強時間についてもご紹介するので、是非ご覧ください。

電験三種を取得するまでの年月と体験談

筆者は、電験三種を取得するまでに3年の期間を要しています。取得までの具体的な流れとしては、次のとおりです。

1年目0科目合格
2年目3科目合格(理論・機械・法規)
3年目1科目合格(電力)

電験三種には、合格した科目の受験が2年間免除される「科目合格制度」があります。そのため、1年で4科目合格できなくても3年以内で4科目合格できれば電験三種の取得は可能です。

現在、電験三種の取得を仕事と並行して考えている方であれば、科目合格制度を用いて1年で2科目ずつ取得するといった方法もあります。

科目合格制度を用いた対策については、今現在で自分が確保できる勉強時間と相談しながら決定しましょう。

電験三種合格までの勉強時間と勉強方法

電験三種に合格するまでの勉強時間は、一般的に約1,000時間といわれています。

筆者に関しては、約900時間です。1年目はほとんど勉強しておらず結果は惨敗でした。2年目に8~9か月間毎日2時間の勉強を行い、残り1年は毎日1時間の勉強を行いました。

その間に実践した勉強方法についてですが、4科目とも共通して「参考書を読みすぎず過去問題で知識を深く定着させる」といった勉強です。

前半でも解説したとおり、電験三種では過去問と同じ問題が出題されることはなく、基礎知識よりも応用能力が求められます。そのため、参考書を読んでいるだけでは決して合格できません。

理論が全ての基礎となる科目なので、始めは理論の勉強から開始し、その後で電力・機械・並行して法規といった順番で勉強を行いました。

法規のみ暗記系の内容も多いため、出勤前の朝や寝る前など記憶が定着しやすい時間帯に30分~1時間程度、知識を定着する時間を設けました。

過去問題を解く際には、自分自身で全て解説できるまで解き続けるのも大切です。過去問題集を何周かしていると、解き方はうろ覚えなのにも関わらず、答えの記号は何となく覚えているといった状態に陥ります。

そういった際に、何となく次に進むと応用能力は身につきません。計算問題であれば過程も徹底的に、文章問題であれば他の選択肢がなぜ違うのかも説明できるほどにしておくと合格に大きく近づきます。

また、勉強方法とあわせて大切なのがモチベーションの管理です。現在、仕事と並行して電験三種の取得を考えている方であれば勉強時間の確保が難しくなります。

特に、30代後半以上の方であれば、家庭の時間も含めた中で時間を確保する必要があるため、より難しいといえるでしょう。

効率よく勉強する方法の一つに通信講座の受講などもありますが、結局のところモチベーションを維持しつつ勉強時間を確保しなければいけません。

仕事終わりの夜や朝の早い時間どちらで勉強するにしても継続するには強い精神が必要です。何年も勉強に触れてない場合は、勉強そのものに抵抗が生まれます。

電験三種を取得したい理由を明確にしてモチベーションを維持しつつ、ただ参考書を読むのではなく、過去問と並行した実践的な勉強が電験三種合格には必要です。

電験三種を受験する方に伝えたいこと

最後に電験三種を受験する方にお伝えしたいことなのですが、「電験三種は必ず合格できる資格」ということです。

一般的な電気資格と比較して難易度が非常に高いため、1年間勉強を実践したとしても本番の緊張などで力を発揮できず、科目合格で踏みとどまる場合もあります。

中には、自分たちより若い世代が後から受験して先に合格するといった光景に自信が持てなくなることもあるでしょう。

ただし、電験三種は取得できれば年齢は関係ありません。電気業界で需要の高い資格であることに変わりないため、転職でも大きく有利に働きます。

より良い転職を勝ち取るために、本記事でご紹介した勉強方法やモチベーション管理を実践し、数年単位かけてでも、電験三種の取得を目指して頑張ってください。

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