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建設業界のキャリア採用面接でよく聞かれる質問について

2026.06.16

こんにちは。リクルーティング事業部の北野です。
今回は、建設業界のキャリア採用面接で聞かれやすい質問についてお話をしたいと思います。

■ 建設業界の面接は比較的オーソドックス
まず、建設業界の面接における質問内容は、比較的オーソドックスなものが多いと感じています。
建設業では、まずは技術力が何よりの選考要素になります。そのため、他業界の営業職の面接のように、価値観や思考特性をあらゆる角度から掘り下げるというよりは、「これまで何をやってきたのか」「どのレベルまで任されてきたのか」を確認する面接が中心になります。
また、書類選考の段階で、技術レベルとある程度のソーシャルスキルは推測できることも少なくありません。
例えば、大型案件や難易度の高い案件の設計や施工、PJMを経験されている方であれば、クライアントや協力会社、行政など、多くの関係者と調整や折衝を行ってきたことは明らかです。どの立場で、どの範囲まで責任を持っていたのかを見れば、対人調整力や当事者意識もある程度想像がつきます。
そのため企業側も、書類で描いた人物像を前提に、「答え合わせ」の意味で面接を行うケースも多くあると思います。

■ まずは必ず聞かれる基本項目
では、具体的にどのような質問があるのか。
まず、転職理由、志望理由、そして経歴の深掘りは必須です。
設計や施工実績について、「どの規模の案件を」「どのポジションで」「どこまで主体的に関与していたのか」をかなり具体的に聞かれます。図面を描いていたのか、取りまとめをしていたのか、施主との打合せにどこまで同席していたのか、原価や工程にどの程度責任を持っていたのか——そのあたりは細かく確認されることが多いです。
また、入社後どのように活躍できるのか、数年後どうなっていたいのか、といった将来像も問われます。ここは業界を問わず共通する部分ですが、「現実的かどうか」は見られています。今までの経験と、次に目指すポジションが地続きになっているかどうかは意外と重要です。

■ 業態の違いをどう理解しているか
ここからは、特に建設業界でよく聞かれる内容です。
一つ目は、
「設計事務所ではなく、なぜゼネコンなのか」
「ゼネコンではなく、なぜ設計事務所なのか」
といった業態の違いに関する質問です。
例えば、サブコンで設備設計をされている方がゼネコンや設計事務所を希望される場合、あるいは積算事務所からゼネコンの積算や設計事務所のコストマネジメント職へ転職を希望される場合などによく聞かれます。
これは単なる志望動機の確認ではありません。
業界の構造を理解しているか、立場が変わることで責任の範囲や視点がどう変わるのかを理解しているかを見ています。ここでは正確な回答を要求しているというよりは、ご自身なりに役割の違いがどうであって、やりがいや逆に大変なことがどういうものと考えた上で挑戦しようとしているのかを確認しようとしている場合が多いので、自分の言葉で説明できる状態にしておいた方が良いでしょう。

■ 苦労した経験と、それをどう乗り越えたか
二つ目は、苦労した経験と、それを乗り越えたエピソードです。
他業種でもあり得る質問ではありますが、建設業界ではこの質問は本当によく聞かれています。
意外と準備していないと上手く回答できない質問でもあります。
皆さん日々真剣に仕事をされているので、「特別な苦労はありません」とおっしゃることも多いのですが、建設のプロジェクトで何もトラブルや変更がなかった、ということはほとんどないのではないでしょうか。
工程の遅れ、仕様変更、コスト調整、関係者間の意見の対立——思い返せば何かしらあると思います。
企業が知りたいのは、大きな失敗の話ではありません。
・どんな課題があったのか
・その時どう判断したのか
・どんな行動をとったのか
・その後どう改善したのか
この流れです。
例えば、小さなミスが続いたことをきっかけに、自らチェックリストを作成した。あるいは情報共有の方法に問題があると感じ、打合せ方法や資料のまとめ方を変えた。そういった地道な改善でも十分評価対象になります。
受け身ではなく、自分なりに考えて動いた経験があるかどうかがポイントです。


■ 面接準備は“棚卸し”の時間
苦労した経験や改善のエピソードを整理していくと、不思議と自分の強みや弱みも見えてきます。
「自分は調整役が得意だったのかもしれない」
「数字よりも現場改善の方がやりがいを感じているな」
そういった気づきが、次のキャリアを考えるヒントにもなります。
面接対策というよりも、一度しっかり棚卸しをする時間だと思って振り返ってみると良いかもしれません。

■ 業態ごとに傾向は違う
なお、設計事務所、ゼネコン、CM会社など、業態によって質問の傾向はやや異なります。企業ごとのカラーもありますので、事前準備の有無で差が出るのも事実です。
転職支援の一環として、面接対策も行っております。
建設業界での転職をご検討されている方は、ぜひご相談ください。
これまで積み重ねてこられたご経験が、きちんと伝わる形で評価されるよう、お手伝いできればと思っています。

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